2004年11月10日
またデスノートの話。かなり長め。
週刊少年ジャンプを読まなくなってどれだけの時間が経ったのだろうか。コミックのカバーに書かれている発売中ジャンプコミックスを見て、こち亀が142巻まで出ていることにまず驚く。100巻までは追い続けたのだが、それ以降は力尽きた。それ以後こち亀100冊を実家に送り、父に託す。もともと父が20年近く前に、それまで出ていたこち亀を大人買いしてきたのが両さんとの出会いだった。それからというもの僕がせっせと100巻まで収集したが、本棚がこち亀で占領されることを憂い、実家に送った。こち亀と僕の関係は、僕の生まれた年と月がこち亀の連載開始の年と月と全く同じで、...と気づいたらこち亀のことばかり書いていたので、デスノートの話を書きます。
評判が評判を生むだけあって、読み出したら止まらない。何故自分はジャンプの購読を止めてしまったのか、と後悔さえする。今からジャンプを読んでも、まあ駄目ですね。コミックの発売を待つしかない。ジャンプコミックスは一ヶ月おきに発売するから、次は来年1月だ。待ち遠しい。
ただ、物語を動かしていくためにLの存在が本当に必要なのかどうか、若干疑問に思う。Lがいるからこそサスペンスとして成立しているのだけれど、4巻まででLとされている人物の設定にジャンプらしさが出てしまっていて、やや入り込めない部分もある。それとも大人になってしまっただけなのか。とは言っても「20世紀少年」でさえ、子供の頃の記憶をそこまで鮮明に憶えていられるのか?と言ってしまえばそれまでなので、これは約束事の一つなのか。もうひとつ20世紀少年を引き合いに出すと、デスノートの単行本は20世紀少年のそれを読むより数倍時間がかかり、つらくなったときが何度かあった。まあ、それはそういう物語だから仕方ないのだけれど。
マンガだけでなくグッズも売ります!みたいな匂いも多々ある。今となってはこれも仕方ない。死神たちはフィギュアになるために描かれていると言っても過言ではないし、4巻から登場するミサの服装の基本はゴスロリだが、急に変装という言い訳のコスプレで「セーラー服+眼鏡」という剛速球をも投げたりする。ミサ=Mass(教会のミサ)という名前もこの物語の世界観に併せたものだろう。
主人公である夜神月(やがみライト)はパーフェクトな人間として描かれている。高校の全国模試で1位、東大にトップで入学、スポーツ万能、その上男前。「東京大学物語」の村上直樹を彷彿とさせる。ライトと村上、両者の持つ欲望のベクトルは違うがその根源となる「自分の存在をしらしめたい」という思いは恐らく同じだ。そしてそんな彼らがボロを出すとき物語が激しく動き出す。
現にライトも2巻の時点で取り返しの付かないミスをしている。読んだ人はわかると思うけれど、あまりにベーシックなミスのなので一瞬手を止めてしまったが、週間「少年」ジャンプなので良しとしよう。
これはサスペンスの定石で、完全犯罪と思われていた事件が犯人の何気ないミスで難なく突破されてしまうというのは、良くある手法だ。だからこそ、ノートの詳細な設定、4巻の最後で自分の懐を見せたライト、一瞬だけ揺らいだL、記憶を失ったミサ、消えた女、これらの要素がどう絡み合ってどんなふうに物語の落とし前をつけるのか、すごく楽しみだったりもする。
それにしても小畑健は絵が上手だ。サイボーグじいちゃんGの連載が始まったとき「なんだこれは!」とびっくりしたのを良く憶えている。当時ジャンプでは線が細くて、且つ書き込まれているマンガがなかったのだと思う。子供ながら、度肝を抜かれたのを急に思い出しました。あ、20世紀少年に疑問符を投げかけたけれど、実際自分も子供の頃の記憶を鮮明に憶えていることが判明しました。




コメント
└かず 日時: 2007.08.09
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└ミルク 日時: 2006.07.13
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└tanpoko 日時: 2004.07.21