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2004年7月 3日

602をめぐる冒険・4

またこの話で申し訳ない。これで最後なので、気が済むまで書きます。

今まで使っていた機種は、カメラにフラッシュが初めてついたものだった。内蔵フラッシュではなく、独立したフラッシュを差し込むタイプだ。
この携帯電話はもう死んでいる。圏外が常に表示されている。残りのバッテリーが無くなれば完全に死ぬ。2年以上使われた彼は僕が新しいものを求めたために、その役目を強制的に終了しなくてはならなくなった。
彼は今、新しくやってきた携帯電話の隣にひっそりと横たわっている。小さいディスプレイ。ストレートタイプ。傷ついたボディ。かつてあれほど大きかった存在感は、時間が経つにつれて小さくなっていく。長いお別れだ。
新人の彼女は、まるで小さなコンピュータだ。頭は良いし、動作も機敏だ。通話中の音も彼よりずっと優れている。でも、僕はできの悪い彼のことがどうやら好きだった。すごく別れ惜しい。
数年後、僕は再び新人の彼女に同じ気持ちを抱くのだろう。それを思うと、どうしようもない程の救われがたい気持ちになる。そのときまで、彼女はどれだけ僕のためにそのちからを発揮してくれるのだろう?

ところで、予約したときに聞いた金額よりも2000円以上安く買えました。理由が分からないのでちょっと気持ち悪いのだけれど、得した気分です。後で「金額間違えていました」とか言われて請求されたら嫌だな。

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