2004年6月28日
電車に乗ったエルメス
エルメスはティー・カップを持って電車に乗った。
ティーカップの中にはベノア・ティーが注がれていた。
電車男は自らの手で発車のベルを鳴らした。
それは彼にとって初めてのことだった。
小説のような話だけれど、本当にあったことだ。
既に知っている人もたくさんいると思う。
読んだことのない人は、掃いて捨てるほどの時間があるときに読んでみてください。
すごく長いから夜中に読み出すのは良くないです。僕は激しく寝不足になりました。
この物語には、小説や映画、演劇というメディアで表現不可能な「もう一つ別の物語のかたち」があります。
もちろんノンフィクションという絶対的な物語だから小説や映画と比較することは難しいけれど、そもそも物語とは心を動かす何かなのだから、僕はこれらのできごとが物語に値し、それ以上の心の震えを残していると思っています。
しかし辛辣な表現をすれば、ノンフィクションだからこそ、心の震えが大きいのだとも言えます。
かつてリアルタイムで起こり続けた事実、数ヶ月前本当に起こったことだからこそ、物語として成立しているのです。
でもやっぱり、本当に、間違いなく、極上の物語です。
電車男とエルメスの物語はここから。
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