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2003年12月10日

東京は「と」う「きょ」う

フォーン・ブースを観ました。批評サイト等ではかなり評判が良いですが、日曜日だったにも関わらず、がらがらでした。恐らく宣伝が悪かったのでしょう。
電話ボックスというシチュエーションだけであれだけ見せられるのは驚異的です。長さは約80分と長編映画にしては短めですが、徹底的に、ヘビーデューティーに、サスペンスです。久しぶりにどきどきする映画を観ました。
ただひとつ、気になったことがあります。主人公の名前です。Stuartというのが名前なんですが、愛称でStu(ステュ)と呼ばれています。セリフで聞こえてくる音は明らかに「ステュ」です。ですが、字幕では「スチュ」になっています。日本語でもステュアートではなく、スチュアートと書くからそれはそれでOKかも知れませんが、劇中では「ステュ」と言っているんです。「スチュ」なんて言ってません。細かくてどうでもいいといったらそうです。でも気になります。「スチュ」ではなく「ステュ」です。そして「フォーン・ブース」ではなく「フォン・ブース」です。
英語を日本語読みするとき弊害は起きますが、できるだけ元に近い音で読めばいいのにと、事ある毎に思います。日本語を英語読みする場合もそうです。東京は「きょ」にもアクセントがあるのに「と」だけにアクセントを置く英語読みなんてどうかしてると僕は思います。英語しか知らない人がそう読んでしまうのは良しとしましょう。あとで「『と』うきょうではなくて『と』う『きょ』うだよ」と教えてあげればすむことです。しかし逆の場合、つまり日本人が英語よりの読み方で読んでしまう場合はすごく惨めな思いになります。例えば新幹線のアナウンス。「ネクスト・ステイション、『ト』ウキョウ」。……悲しいです。僕はその度に東京は「『と』う『きょ』う」と心の中で何度も唱えます。
全く同じ発音で喋れ、もしくは書けということではなく、母国語を使ってできるだけ近い音、文字で表そうよということです。「スチュ」は「ステュ」、「フォーン・ブース」は「フォン・ブース」です。……まてよ、あえてこう表記しているということは何か大きな策略があるのか? それとも20世紀FOXからの曲げられなかった指示なのか?

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Categories | 映画
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