2005年1月 2日
父、母、妹がやってきた
年末に電話で、母親との会話。
僕「年末年始、実家に帰っても何もすることがなくてつまらない」
母「それなら遊びに行く」
というやりとりがあって、今日3人がやってきた。
10:30頃、我が住まいに到着。いろいろとおみやげを貰う。そののち、妹(18)にお年玉を渡す。
一昨年くらいから妹だけにお年玉をあげている妹思いの兄。
一時間ほど歓談の後、3人の目的であった「浅草寺」へ向けて出発。
僕は28年間、「初詣は神社で」と思っていた。年末に電話があってから「何故寺?」と自問自答を繰り返した。
しかし、その思いこみは現地へ到着後、見事に覆されることとなった。

休日の渋谷以上に人がいる。神社だろうが、寺だろうが何だっていいらしい。
あがめ奉られているのであれば何でもいいらしい。
これだけの人が雷門の提灯にぶら下がったら、提灯どころか門そのものも崩れるに違いない、などとめでたいほど馬鹿陽気な妄想をしてみる。
ということで、門をくぐる。歩けない。人が多すぎで歩けない。本堂まで340mの距離を数分間に5、6歩進む。
半分を過ぎたところで、父親が空腹のためリタイア。
「俺の分も拝んできてくれ」と母親に拝み権を託し、屋台街の中へ消えていった。
その後、到着まで心を無にして亀の如く歩み続けた。本堂へ着いたときに悟りが開けた気がした。
本堂で予想外の戦いが始まった。それまで非常にゆっくりとした足取りの人たちが一斉に猛スピードで前へ進み始めた。
賽銭を賽銭箱へ投げ入れるために、できるだけ近くへ行こうとしたのだった。
これだけ身勝手な人間たちに、果たして仏様は微笑んでくれるのだろうか。

去年までの僕だったらここで怒り狂っていただろう。しかし、参道で悟りを開いた(気がした)ので、平気。
まあ、多少はむっとしたけれど。
リタイアした父親を待つ間、おみくじを引く。

第83番、凶。最低。悟りを開いた(気がした)ので、すぐに忘れることにする。
ちなみに、母親も凶(第67番)。妹は小吉(番号不明)。
気が付いたらいつのまにか父親もおみくじを引いていた。
凶(第67番)。母親と全部かぶる。引いた場所も同じだった。もしかしたら、これは凶ではないのかもしれない。
昼ご飯を食べるために浅草寺を後にしようとするが、全員空腹に耐えきれずテーブル席のある屋台に入る。
お好み焼き、焼きそば、串焼き、おでんなど、定番メニューを注文する。先払いで¥6,900円。高すぎる。
店内を良く見ると、メニューに一切金額が書かれていなかった。くそ、上手い商売だ。
4人は微妙に落ち込みながら次は何処へ行くかを検討した。結果、上野の国立科学博物館に決定。
11月にリニューアルしたばかりなので、心が躍る。恐竜の化石が見たい。激しく見たい。
到着。入場料は大人¥420、小中高¥70。この金額設定、理解不能。
館内では別行動で見て回る。
僕がまず初めに行ったのは、目の前にあったミュージアム・ショップ。海洋堂制作のフィギュアが目にとまる。
即決で買う。

トリケラトプスの化石とマッコウクジラの骨格標本。
マッコウクジラは2000年4月、静岡県に打ち上げられ死んでしまったクジラ。その骨が骨格標本として展示されている。
B2Fで恐竜を堪能。しかし閉館時間になってしまい、それ以外何も見られなかったので、近いうちにもう一度行こうと決意する。
絶対行く。
18時前、上野駅でそれぞれの家路へと向かう。
こうして愉快な一日観光は幕を閉じた。
実家でうだうだ過ごすよりも数倍有益だった気がする。悟りも開けた(気がした)し。




